FX初心者の向けに、これからFXを始めるための最短ルートをご紹介します。
FXを始めるための手順は、大雑把に言うと、
FX会社を選ぶ → FX口座を開く → 知識を身につける → トレードする
という感じです。
記事内でFX初心者が迷うポイントをして詳しく解説していきます。
FXを始めるのに必要なものは2つだけ!
FXを始めるのに必要なのは投資資金とFX口座の2つだけです。
FX口座って一体なに?
FX取引を始めるには、為替取引の仲介を行っている会社に口座を開設する必要があります。
開設した自分専用の口座に投資資金を預け入れることで為替の取引ができるようになります。
このFX取引用の口座がFX口座です。
たくさんのFX業者があり、それぞれに特徴があります。
「どこを選べば良いのかわからない…」って方も多いです。
このサイトでは実際に使ってみて、「初心者がFXを始めるのにオススメできる」と
感じたFX会社だけを紹介しています。
「FX口座の評判」カテゴリでレビューしていますので参考にしてみてください。
FXを始めるのに資金はいくら必要?
FXは10,000円から始めることができます。
ただしこれは1000通貨のトレードをした場合に必要な資金です。
FX会社によって、最低の取引単位が決まっています。
大きく分けると、
- 1000通貨から取引できる業者
- 10,000通貨からでないと取引できない業者
の2種類があります。
10,000通貨からのFX会社の場合、投資資金は10倍必要になります。
初心者は1,000通貨から取引ができる業者をを選ぶと良いです。
より詳しく知りたい方向けに、FXを始めるまでの具体的な手順を解説します。
FXを始めるための具体的な手順
口座開設はどこかの窓口に出向いたりする必要はありません。
Web上で申し込みをすることができます。
【STEP1】口座を開設するFX業者を選ぶ
これからFXを始める方が一番迷うのは「どの会社に口座を開いたら良いのか分からない」ということだと思います。
選ぶ時に検討すべきポイントは スプレッド、通貨ペアの数、最小取引単位 の3つです。
外為ジャパン |
SBI FXトレード |
みんなのFX |
ヒロセ通商 |
|
通貨ペア数 | 15通貨ペア | 34通貨ペア | 27通貨ペア | 50通貨ペア |
最小取引単位 | 1000通貨 | 1通貨 | 1000通貨 | 1000通貨 |
USDJPY スプレッド |
0.2pips | 0.18pips | 0.2pips | 0.2pips |
EURUSD スプレッド |
0.4pips | 0.38pips | 0.3pips | 0.4pips |
EURJPY スプレッド |
0.5pips | 0.49pips | 0.4pips | 0.5pips |
GBPJPY スプレッド |
1.0pips | 0.99pips | 0.8pips | 1.0pips |
AUDJPY スプレッド |
0.7pips | 0.69pips | 0.6pips | 0.7pips |
詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ |
初心者の方には 外為ジャパン をお勧めします。
外為ジャパンは低スプレッド、豊富な通貨ペア、最小取引が1000通貨からと初心者にオススメのスペックになっています。
口座開設からトレードまでだいたい3~5営業日くらいで始めることができます。
【STEP2】口座開設申し込み
どの会社にFX口座を開設するかが決まったら、口座開設申し込みをしましょう。
口座開設申し込みはWeb上の申し込みフォームから行うことができます。
氏名、住所、勤務先の情報、投資経験などを入力します。
FX口座は1つしか持てないといったルールはありません。
良さそうだなと思った会社はまとめて口座開設しておくと良いです。
ただし、基本的には同じ会社の口座は1つしか持てません。
【STEP3】本人確認書類・マイナンバー確認書類を提出
口座開設申し込みを送信すると、顔写真付き本人確認書類のコピーとマイナンバーの情報を送る必要があります。
顔写真付き本人確認書類は
- 運転免許証
- パスポート
- 住民台帳基本カード
- 在留カード
などが認めらています。
こちらもWebからの提出はもちろん対応しています。さらに、メールで送信、郵送といった方法で提出することができます。
口座開設審査 ~ 口座開設完了書類の到着
FX会社側で口座開設の審査が行われます。
審査が完了すると、申し込み時に入力した住所に口座開設完了書類が送られてきます。
FX会社の口座開設審査は厳しいの?
審査基準は基本的に公開されていません。
が、審査といっても決して狭き門ではなく、よっぽどのことがないかぎり通ります。
口座開設できないよくあるケースとしては
海外在住の人
本人確認書類と現在所が一致しない人
などです。
フリーター、無職、専業主婦、学生の方でも口座開設の審査は通ります。
万が一審査に通らなかった場合は、入力内容に不備・虚偽がないかを確認しましょう。
【STEP4】FX口座へログイン
口座開設書類の中にログインIDとパスワードが記載された用紙が入っています。
その情報を元に取引ツールにログインしましょう。
【STEP5】FX口座へ入金
FX会社の所定の銀行口座に振り込むことで、自分のFX口座に入金額が反映されます。
FX会社ごとに入金の仕方のガイドがありますので、それに従いましょう。
クイック入金に対応している会社が多く、当日最短数分で入金が完了します。
実際にトレードしてみよう
取引する通貨ペアを決める
まず、自分がどの通貨ペアを取引するのかを決めましょう。
初心者はドル/円から始めるのがオススメです。
1つ目の理由としては、「スプレッドが狭い」からです。
より大きな利益を得るには、損失やコストを最小限にすることが極めて重要です。
ドル円は各通貨ペアの中で最もスプレッドが狭いため、最小のコストで取引することができます。
2つ目の理由は、「情報が容易に手に入る」ことです。
ドル円を取引するならば、日本とアメリカの状況を把握しておく必要があります。
日本の状況は各種ニュースで把握することができます。
同様にアメリカの出来事も頻繁に発信されています。
こういった国の状況がイメージがしやすいかっていうのは結構大事です。
たとえば、ニュージーランドドルとなると、ニュースも手に入りにくいです。
ニュージーランドがどういう国で今どうなっているのかっていうのを把握するには、
自らのリサーチが必要になってきます。
自らリサーチを否定するわけではありません。
お伝えしたいのは、
国のイメージが湧きやすいと、今後の予想が立てやすい
ので最初は身近な国であるUSドルを取引するのがオススメということです。
取引量を決める
通貨ペアが決まったら何通貨取引するのかを決めましょう。
最初のうちは1000通貨から取引を始め、自信が持てるようになったら、徐々に増やしてくのが良いです。
1,000通貨だったら、ドル円が1円動いたとしら、± 1000円です。
仮に失敗したとしても、大きな痛手とはならないはずです。
トレードに失敗はつきものです。100%満足できるトレードなんてなかなかできません。
トレード開始初期に小さく失敗しておくというスタンスでいましょう。
投資資金が大きくなってくると、失敗して失う額も大きくなっていきますから。
注文する
通貨ペア、取引量が決まったら、実際に注文を行いましょう。
注文の入れ方は業者により様々な方法がありますが、
レートパネルを使うのが一番わかりやすいと思います。
こんな感じのやつです。
買やAskと書かれたボタンは買い注文、売やBidと書かれたボタンは売り注文です。
このパネルをクリックすることで注文が行われます。
さぁこれであなたもFXトレーダーの仲間入り!
自分のスキルを上げて大きな収益を狙いましょう!
FXの基本を知ろう
FXで稼ぎたいなら、まずはFXの基本を知りましょう。
FXの知識には大きく2種類の知識があります。
まず基本的な知識です。
これはFXを始める前に最低限知っておかなければならない知識です。
FXというゲームのルールのようなものです。知っておかないとトレーダーとしてスタートラインにすら立てません。
この基本的な知識はこの記事で網羅します。数十分あれば充分に理解できる量です。
もうひとつは稼ぐための実践的な知識です。
これは知っていなくてもFXトレードはできるが、勝つために知っておいた方が良い知識です。
この知識は非常に広範で奥が深いです。網羅することは当然不可能です。
とにかくやってみることを意識し、「トレードするとはこういうことか」という感覚を
早く掴むことが大事です。
この感覚をつかむことで、実践的な知識をより効率よく学ぶことができるようになります。
FXとは
FXとは “買い” と “売り” の差額で収益を上げる取引です。
簡単に言うと、「安く買って高く売る」ことで利益を上げます。
FXは売りから入ることもできるんです。
この場合、値段が下がったら利益が出る取引です。
「買いから入って、売る」「売りから入って買い戻す」が一連の取引です。
最初の取引をエントリー、その反対の取引を手仕舞いとかイグジットと呼ばれます。
また、エントリーしてから手仕舞いするまでの間はポジションを持っている状態になります。
抑えるべき用語は通貨ペア、スプレッド、レバレッジ、強制ロスカットの4つだけ!
次に、FXの用語を理解しましょう。
FXでは通貨ペアを取引します。
みなさんにとって一番馴染みがあるのは、ドル/円だと思います。
これはドルと円を組み合わせたペアです。
通貨ペアは通貨の組み合わせなので、通貨の数だけたくさんの通貨ペアがあります。
特に世界中で注目されているのはドル絡みの通貨ペアです。
ドル/円をはじめとして、ユーロ/ドル、ポンド/ドルなどです。
そして日本で人気なのは円がらみの通貨ペアです。
ドル/円以外だと、ユーロ/円やポンド/円、オーストラリアドル/円などですね。
通貨ペアには価格がついていますが、実は二種類の価格があるんです。
買うときの値段である買値、売るときの値段である売値です。
買値のが高く、売値が安くなっています。
この値段の差のことをスプレッドと言います。
投資家はポジションを持った瞬間から損しているんです。
このスプレッドはFXの業者ごとに異なります。
だからスプレッドが狭い業者を選んだ方が得というわけです。
FXではレバレッジを効かせることができます。
レバレッジって直訳すると「てこの原理」の「てこ」を意味します。
どういうことかと言うと、FXでは自分の資金の25倍の取引ができるんです。
自分がポジションを持っている時に、相場が動いて一定以上の損失を出してしまうとFX会社側で強制的にポジションを手仕舞いさせられてしまうことがあります。
これを強制ロスカットと言います。
自分の投資資金に対して、取引量を大きくしすぎないように注意してください。
FXで稼ぐための知識を補強しよう
FXでは損切りが超重要
相場が想定と逆方向に進んだ場合に、ポジションを解消して損失を確定させることを損切りと言います。
自分の予想が常に正しいとは限りません。
想定外の方向に動き、損失が出ているにもかかわらず、楽観的にポジションを持ち続けるのはNGです。
これは初心者が相場から退場してしまう、よくある原因の一つです。
ここまで下がったら、上がったら、損切りするって言うのを決めてトレードを行うように心がけましょう。
FXの主要な注文方法: 成行注文・指値注文・逆指値注文
FXは大きく3つの注文方法があります。この3つさえ押さえておけば大丈夫です。
成行注文はその時の値段で注文を行う注文方法です。
今すぐポジションを持つ・手仕舞いすることができるので、自分が相場を監視できている時にタイミングを図ってトレードをすることができます。
指値注文とは相場が指定レートになったら買う・売るための注文方法です。
この指値注文は「今より有利なレート」で約定するための注文方法です。
つまり買い注文だったら、今のレートより安いレートを指定して、そのレートになったら買うように注文を入れます。逆に売り注文だったら、今のレートよりも高いレートを指定します。
保有ポジションの利益確定に使われることが多いです。
指値注文の逆のことを行うのが、逆指値注文です。
逆指値注文は「今より不利なレート」で約定するための注文方法です。
買い注文だったら、今よりも高いレートを指定、売り注文だったら今よりも安いレートを指定して注文を入れる形になります。
逆指値注文は保有ポジションの損切りに使われることが多いです。
トレードスタイルを確立しよう
ある程度トレードに慣れてきたら自分のトレードスタイルを確立させましょう。
トレードスタイルは、どういう相場の方向性を捉えるかとポジション保有の時間的な長さの2つの要素があります。
トレンドフォローの順張り・カウンタートレンドの逆張り
相場の大きな流れに対してどっち向きにポジションを取るかと言うトレードのスタンスを表します。
トレンドに対して同じ方向に仕掛ける場合は順張り、逆方向に仕掛ける場合は逆張りとなります。
保有時間の長さの違い: スキャルピング・デイトレード・スイングトレード
トレードスタイルはトレードの長さによって、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードに分類されます。
ポジショントレードという超長期のトレードスタイルもありますが、個人トレーダーが採用するケースは少ないので割愛しています。
下表に特徴とメリット・デメリットをまとめてみました。
これらは正確な定義があるわけではありません。目安程度に参考にしてください。
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | |
保有時間 | 数分 | 数十分から数時間 | 数日 ~ 数週間 |
メリット | ・相場を常に監視しなくて良い ・成績が安定しやすい |
・持ち越さないのでリスクを小さくできる ・比較的成績が安定しやすい |
・相場を常に監視しなくて良い |
デメリット | ・瞬発力が必要 ・難易度が高い |
・日中の値動きを監視する必要がある | ・週末の持ち越しリスクがある ・成績が安定しにくい |
利益幅 (目安) |
~10pips | 10pips ~ 100pips | 100pips~ |
どのトレードスタイルがベストなのかは、自分が置かれている環境や、性格との向き不向きに依ります。
色々試しながら利益が出しやすく、自分がしっくりくるトレードスタイルを見つけましょう。
テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析で相場を分析する
相場の分析方法には大きく2種類の方法があります。
テクニカル分析とは過去の価格データやチャートの形から将来を予想する方法です。
テクニカル分析の道具はさまざなま種類がありますが、有名なのは
移動平均線やボリンジャーバンドなどです。
下記の記事で解説しています。
ファンダメンタルズ分析とは政策やその国の状態を分析する手法です。
分析の対象は主に経済指標になります。
毎日発表される経済指標を元に売買の戦略を立てます。
FXの始め方を解説しました。
FXで大きく稼ぐには自分の知識・スキルを向上させ続けることが重要です。
日々相場に向かいながら、自分のレベルを上げ、稼ぎましょう!