収入の伸びの限界を感じ、なんとなく押し寄せてくる閉塞感。
「このままで良いのだろうか?なんとか収入は増やしたい」
FXをやろうか悩んでいる方向けに、副業としてFXに取り組む方法と注意点をまとめました。
Contents
FXは怖い!?
「副業で収入を上げたい!でも、怖いからFXはやめておこう」と思っている方も多いと思います。
たしかに、FXで大失敗したという例は数多くあります。
副業FXの失敗事例
FXで10万円を6億円まで増やした男GFFの末路
4.6億円脱税で「ヒルズ族」から工場に戻った男
こういったネガティブなニュースからFXは怖いものというイメージがついてしまっている可能性が高いです。
適切な知識と適切なリスク管理を身につけて始めることで、失敗は避けることができます。
こういった一部の例だけで、FXを副業の選択肢から外してしまうのは正直もったいないです。
本記事では、副業でFXをするための注意点をまとめていきます。
FXはサラリーマンでも1億円稼げる数少ない副業
FXはうまく取りくめば、大きく儲けられる副業です。
副業にも様々なものがありますが、FXは年1億円を目指せる唯一の副業といっても過言ではありません。
さらにメリットは収入額だけではありません。
FXのメリット
小さな資金から始められる
FXではレバレッジといって、自己資金以上の取引ができるようになっています。
最大は25倍なのですが、この仕組みによって、最低1万円といった少額からでも始められます。
平日は24時間取引することができる
為替市場は月曜日の朝6時 ~ 土曜日の朝6時までずっと開いています。
平日は24時間取引ができるので、好きな時間に取引をすることができます。
FXとよく比較されるのが株式投資です。
株式市場は9時から15時まで開いていないため、
日中働いているサラリーマンにとっては取り組みづらいのが現状です。
現実的に副業として取り組めるかを考えると断然FX。
FXは好きな時に自由にトレードができるというメリットがあります。
PCもしくはスマホとインターネットさえあれば始められる
FXは、PCとインターネットさえあれば始めることができます。
各FX会社からスマホの取引ツールもリリースされており、スマホからでも取引できます。
今は誰もがPCやスマホでインターネットにアクセスできるので、
誰でも簡単に始められるという手軽さがあります。
うまくいけば他の副業と比べ物にならないくらいの収入に
副業でも様々な種類があります。
例えば、アフィリエイト、転売、セドリ、クラウドソーシングなどなど。
これらと比べてFXで得られる収益は桁違いです。
副業として初めて1年で数千万から数億円稼ぐ人もいるくらいです。
それぞれにメリットやデメリット、稼ぎやすさなどあるとは思うのですが、
FXで得られる収益はとてつもなく大きく、
うまくいけば専業トレーダーとして独立することもできるという魅力があります。
ビジネスの教養科目といえる世界経済・金融の知識がつく
FXに取り組む上で欠かせないのは、各国の政策や経済状態を把握すること。
これはFXの取引だけでなく、ビジネスでも役に立ちます。
日経新聞など、色んな経済ニュースを読んでいる方にとっては、
受け身で「なんか遠くの国で起きていた出来事」が「自分の収益に直結する重要な情報」になります。
世界経済の動きが自分事になることで、情報の吸収スピードが段違いに速くなります。
副業でFXをやるデメリットは?
もちろんFXはいいことばかりではありません。
適当に始めてしまうと、痛い目にあることもありますので注意が必要です。
FXで大失敗しないためにも、適切な知識を身につけるということは極めて重要です。
注意点を網羅的に解説していきたいと思います。
損失を出してしまう可能性がある
FXでは元本の保証はされません。
つまり、トレードに失敗し投資資金が減ってしまうことがあり得ます。
さらにレバレッジをかけてトレードを行うことができるので、
自己資金以上の損失をだしてしまう可能性もあります。
継続的な勉強が必要
為替市場に影響を及ぼす情報や出来事の範囲は、ものすごく広いです。
株や債券といった市場も影響しますし、もちろん各国の金融政策からも影響を受けます。
そのような値動きの材料だけでなく、トレードのやり方や考え方も学ばなければなりません。
稼ぐために勉強しなければならないのは、否定できません。
副業でのFXは会社にバレるのか
「副業でFXをやってみよう!」と思っても、「会社の人にバレたくないなぁ」と
二の足を踏んでいる方もいると思います。
どんなものであれ、副業をしていることは会社の人にバレたくないですよね。
会社の人間関係や評価もありますし…。
会社での評価に悪影響を及ぼさないようにしたい方のために、
副業として取り組む上での注意点をまとめました。
そもそもFXは副業にあたるのか
基本的に資産運用は副業ではないというのが一般的です。
資産運用といえば、不動産投資や株式投資が代表的ですが、FXも資産運用に含まれるというのが一般的な見解です。
資産運用までを副業として、禁止してしまうと、定期預金の利息や、投資信託を買うこともできなくなってしまいます。
サラリーマン・OLは就業規則で副業が禁止されているかを確認!
副業禁止なのかを就業規則を確認しましょう。
副業禁止の規定がなければ、基本的にはなんの気兼ねもなくFXをしていいわけですから。
さきほど書いたように副業を禁止されていてもFXは資産運用と解されるため問題はありません。
しかし、注意しなければならないのは「株式投資やFXを禁止する」という旨の記載があるかどうかです。
この記載があった場合は就業規則違反になってしまいます。
副業がバレた場合に解雇になる?
もし会社に知られてしまったとしたらどうなるのでしょうか?
弁護士ドットコムで回答があります。
万が一、副業がばれてしまった場合は、解雇ということになることもあるのでしょうか。
ちなみに、副業は、現在の定職の業界とは違うのを考えており、生活費のたしにしたいと思っております。→ 業務に支障が生じる場合でない限り、解雇はできません。
業務に支障が生じない範囲でやりましょう。
当たり前ですが、勤務時間中に取引をしないこと、睡眠時間を削って本業に支障をきたさないようにすることが重要です。
副業が会社にバレない方法は住民税を普通徴収にしておくこと
FXで収益をあげているが会社にバレるのは、住民税の納付時です。
住民税は自らが得た所得によって、金額によって翌年度の金額が決まります。
住民税の納付には特別徴収と普通徴収の2種類があります。
「特別徴収」は毎月の給与から住民税を差し引き、差し引いた住民税を会社が各市町村へ払い込むことで納付する方法です。
「普通徴収」は各市町村の納付通知書によって自分で納付する方法です。
特別徴収にしていると、会社側で住民税の金額を把握できてしまいます。
FXで収益をあげた場合、給与を受け取っているだけのケースよりも
住民税の納付額が大きくなることで会社にバレるわけですね。
重要なポイントは住民税の納付は普通徴収にしておくことです。
確定申告書の「住民税に関する事項」の住民税の徴収方法を「自分で納付」にしておきましょう。
自分で払いこむ分、事務作業は増えますが、どうしてもバレたくない人はこのように普通徴収にしておきましょう。
マイナンバーでFXをしていることはバレる?
会社は税金や社会保険等の手続きを行うため、従業員一人ひとりのマイナンバーを知っています。
さらに、FX会社で口座を開設するときに、マイナンバー書類の提出が求められます。
「マイナンバーが照合できていしまうから会社にバレるのでは?」
と思う方もいますが、これらのマイナンバーで会社にFXをしていることはバレません。
会社が従業員のマイナンバーを管理している目的は、税や社会保険などの手続きを行うためのものであり、FXで利益を上げているか、などの問い合わせはできなくなっています。
公務員はFXができるのか?
結論から言うと公務員でもFXはできます。
もちろんですが、先ほどと同様に本業に影響の出ない範囲でやるということが重要ですね。
>資産運用で公務員が株やFX取り引きすることは違法になるのですか?
禁止されているのは、兼業です。
通常、株やFX取引は兼業に該当しないため、違法とはなりません。
ただ、職務上知り得た情報を使って利益を上げたり、職務中に取引をする、取引をするあまり職務遂行に影響が出てなどの事情があると、処分を受ける可能性があります。
FXで儲かった場合の税金は?
FXで稼いだ収益にはもちろん税金がかかります。
区分は雑所得となります。
年末調整したサラリーマンで、かつ、雑所得が20万円以下の場合は申告の必要はありません。
総収入金額 – 必要経費 = その他の雑所得
雑所得|所得税|国税庁 2 所得の計算方法 – (2) 公的年金等以外のもの
雑所得は収入から必要経費を引くことができます。
FXの収益から必要経費として引けるものは下記です。
・新聞などの情報取得にかかる費用
・パソコンの購入費
・FXセミナーの受講費
・FXセミナー参加時の交通費
副業FXの始め方
FXを始めるために必要なものは投資資金とFX口座の2つだけです。
FXを始めるのに資金はいくら必要?
口座を開設するFX会社によって異なりますが、
FXを始めるのに必要な資金は10,000円あれば十分です。
FXは最低取引単位という、トレードすることができる一番小さいサイズがFX会社ごとに決められています。
多数を占めているのは1,000通貨単位と10,000通貨単位です。
1万円程度から始めたい人は1,000通貨単位から取引できるFX業者を選びましょう。
副業でのFXのやり方・手法
まずはFXのリスクと管理手法を学ぶ
冒頭で失敗例を紹介しました。
全てに共通している失敗の原因は、適切なリスク管理をしなかったことです。
FXのリスクとその管理方法を学んび、同じ過ちを繰り返さないようにしましょう。
為替変動リスク
為替レートは常に変動しています。この変動によって生じるリスクです。
自分のポジションと反対に、為替レートが変動した場合に生じます。
金利変動リスク
FXでは通貨ペアの2国間の金利差をスワップポイントとして受け取ることができます。
金融政策の変更などによりスワップポイントの悪化・変動などによって生じるリスクです。
信用リスク
取引するにはFX会社へ資金を預け入れる必要があります。
この預け入れていたFX会社が破綻することで投資資金が引き出せなくなるリスクです。
現在では信託保全という制度により投資家の資金は守られているので、
そこまで心配する必要はありません。
取引障害リスク
FX会社のサーバーや通信障害などにより、取引ができなくなるリスクです。
また、トレーダー側のPCのトラブル・ネットワークのトラブルなどのリスクも含まれます。
流動性リスク
流動性とは市場での取引量の多さのことです。
取引量が多いと自分の意図通りに注文が通り、逆に少ないと注文が通りにくい、
最悪の場合通らない場合があります。
注文を決済することができないリスクです。
レバレッジリスク
FXでは最大25倍のレバレッジがかけられます。
レバレッジをかけていなければ、自分の損失が投資資金以上になることはありません。
しかし、FXはレバレッジをかけて取引を行うのが一般的です。
自分の投資資金以上の損失を被り、追加証拠金を入金しなければならないことがあります。
これがレバレッジリスクです。
まずはトレードスタイルを固めよう
トレードスタイルはいくつかの種類があり、トレードスタイルによって、どのように相場を分析するか、どの通貨ペアをトレードすべきかなどの意思決定に影響を与えます。
トレードスキルをより早く上達させるためにも、初心者のうちはトレードスタイルを1つに固めるのが良いでしょう。
超短期で高速売買をする「スキャルピング」
スキャルピングは短期間で取引を繰り返し、細かい利益を積み上げる手法です。
メリット | 相場を常に監視する必要がない・成績が安定しやすい |
---|---|
デメリット | 難易度が高い |
保有時間 | 数分程度 |
目標損益 | ~ 10pips |
その日ごとの思惑を読んでいく「デイトレード」
デイトレードは数時間程度の取引を行い、翌日への持ち越しはしない手法です。
メリット | 成績が安定する |
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デメリット | 相場を常に監視する必要がある |
保有時間 | 数十分 ~ 数時間 |
目標損益 | ~ 100pips |
数日レベルの大きなトレンドに乗る「スイングトレード」
スイングトレードは数日程度ポジションを保有し、大きなトレンドに乗って利益をあげる手法です。
メリット | 相場を常に監視する必要がない |
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デメリット | 成績が安定しにくい |
保有時間 | 数日 |
目標損益 | 100 pips ~ |
副業ならスイングトレードかスキャルピングがおすすめ
副業でFXをやるサラリーマンの場合は、昼間に相場を確認できない人が多いと思います。
そういう方はスキャルピングかスイングトレードから始めるのが良いと思います。
スキャルピングは超短期間で売買を行います。
基本的に自分がPCの前にいるときだけ、相場を気にすれば良いので、仕事から帰った数時間で取り組むのに最適です。
ただし難易度が高く、とっさの判断を求められるので向き不向きが一番出てしまう手法です。
副業でやる方にはスイングトレードもおすすめです。
スイングトレードでは数日保有することを前提にポジションを建てます。
数時間程度の値動きは気にしなくてよいので、日中に確認できなくても問題ありません。
ただし、ストップロスは必ず入れておくようにしましょう。
以上、副業でのFXへの取り組み方の総まとめでした。