FXでは、一取引ごとに取引手数料がかからない業者が多いです。
もちろん取引手数料がかかる業者もあります。NDD(ノンディーリングデスク)の業者は取引手数料がかかりますが、NDD方式のFX業者は日本では少数派です。
大多数の業者で取引手数料はかからないものの、これから説明する3つのコストがかかります。
スプレッド
FXでは2wayプライスといって、買値と売値に差があります。
買値はAsk、売値はBidと呼ばれ、基本的には買値が高く、売値が低くなっています。
この2つの差はスプレッドと呼ばれています。
スプレッドは業者ごとに異なります。
図はある業者のドル円のBidとAskです。
Askが113.829円、Bidが113.823円となっており、スプレッドは0.6銭となっています。
スプレッドは相場状況やFX業者によって変わります。
よりスプレッドの狭い業者を選ぶのがトレーダーにとっては有利な選択となります。
スリップページ
FXでは価格は常に変動しているため、提示されているプライスで必ず約定できるとは限りません。
自分が注文を出したタイミングと実際に約定した(約定できる)値段の差をスリッページと呼びます。
あまり意識されませんが、このスリッページも取引コストです。
スリッページもスプレッドと同様、相場状況やFX業者によって異なります。
特に、1回のトレードで取引する量が増えてくると、スリッページが起きやすくなります。
一定以上のスリッページが発生した場合は、約定しないようにするなど、取引ツール側で制限できるようになっています。
スワップポイント
保有する時間が長いトレーダーにとって、スワップポイントは利益にも損失にもなりえます。
スワップポイントの説明については FXとは何か?FXの仕組みとFX市場の特徴を徹底解説 を参考にしてください。
高金利通貨を売って、低金利通貨を買った場合には、マイナススワップとなり、損失として計上されます。